− 風邪は神様が与えてくれた最高の良薬 − 

 
風邪は予防薬
風邪をひくと、ほとんどの人は市販の風邪薬を買うか病院に行って薬をもらって風邪の症状を抑えます。
「風邪の症状を抑えるとはもったいないことをするのですね。」と言われましたら皆さんはどう思われますか。
「何を言っているのだろう。この人は…」と思われると思います。 それもそのはずです風邪の症状をいいと思う人はいないでしょう。
でも、その症状が病気、特にガンや脳溢血を予防したり治してくれたりしてくれるとどうでしょう。 「もったいない」と思われるのではないでしょうか。 風邪の下痢や咳、食欲不振、熱などの症状、特に発熱が様々な病気を治してくれるのです。 風邪の症状は必要があって出るのですから、その症状を薬などで抑えない方がいいようです。
「ドイツの医科大学のイセルス教授というニンジンジュースを基本にガンの自然療法をしている先生の言葉で 『世界には二人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ』というものです。」 (『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所・P.161)
風邪をひいたら食欲がなくなり熱が出ます。 このような風邪の症状など病気を治そうと出てくるものをいやなものとして薬で抑えてばかりいると、 将来癌などの大きな病気を作ってしまいます。

「癌になる人とか脳溢血になる人とかいうのを丁寧に見ると皆、共通して風邪も引かないという人が多い。 長生きしているしている人を見ると、絶えず風邪を引いたり、 寒くなると急に鼻水が出るというような、いわゆる病み抜いたという人である。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.21)
「そうは言っても私は風邪をひかないのですが」 という人がおられると思います。
「人間が風邪を引くという働きを持っていながら、 なぜ体が硬張って行くのかというと、風邪を治したり、風邪を予防したり、 風邪に鈍くなるようなことを講じているからです。 例えば冷水摩擦やいろいろな鍛錬をして風邪を引かなくなったとしても、 それは体中顔にしてしまったようなもので、まあ川越人足と同じようなものです。 脳溢血などをやる人を見るとそういう冷水摩擦組というのが非常に多い。 いや、冷水摩擦に限らず、体や心を硬張らせ鈍らせた為という人が多い。 肩が凝るとか首が凝るとかという事を感じている内は倒れないけれども、 そういうのを感じなくなるとパタッと行く。」(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.22)
風邪をひかない人は身体が鈍くなっている人です。 身体が鈍くなると病気や異常なども感じなくなり自分は健康だと思っている。 そういう人は得てして大病で突然倒れるというようになるそうです。 脳溢血になった人の過去をよく観察すると、ある時期から突然風邪をひかなくなっているそうです。 このように鈍くなっている人も風邪をひいて、 その風邪を上手にやり過ごすと鈍かった身体が敏感になり、 血管の弾力がなくなり血圧が高い人は血管が弾力を回復して血圧が低くなったりするそうです。 ガン細胞は39.3度以上の高熱になると死んでしまいます。 だから風邪をひき高熱を出せばその結果、脳溢血の予防やガンの予防にもなります。
「だからいろいろな病気を治す方法よりは、風邪を上手に経過する生活法と云いますか、 それを会得しておけば、癌になるとか、脳溢血になるとか、そういう麻痺した体も正すことが出来る。 従ってそういうような病気にならないで済む。」(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.26)
風邪をひくと治るまで時間がかかりますが、野口さんの言われる「風邪をうまく経過させる」 方法を会得しておけば風邪も早く治ります。そして風邪が治った後は体が敏感になり体がすっきりするそうです。
 
 
病気の原因は食べ過ぎと冷え
「かぜにしてもガンでもリウマチでも、すべての病気にかかると動物や人間は発熱しますし、食欲もなくなります。 これは、体内の老廃物を燃やし、胃腸を休ませ、消化活動に使われるエネルギーを病気治癒の方向に向けようとする反応です。 と同時に、食を断つことで、病気のもとである老廃物、酸毒物を、 これ以上体内でつくらせまいとするのです。」 (『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所・P.162)
現代医療は発熱などの症状を悪として抑え現代栄養学は食べないと体力がなくなり弱り病気に負けてしまうと食べさせる。 これでは治る病気も治りません。 お医者さんは風邪をひいたときには「栄養のあるものを食べて寝ていなさい」と言われます。 しかし、栄養のあるものは消化の悪いものが多いので風邪をかえって悪くすることがあります。 病気の時にはむしろ何も食べないか、おかゆのような消化のいいものを少し食べるほうが早く治ります。
「『まあ、もったいない。無農薬の野菜は高いのよ』 と残り物も全部たいらげて、またまたウエストが太くなり、ついに膠原病という難病になりました。 断食や玄米がゆの食事を指導してくださった大阪の甲田光雄先生に、 『今まで、ずいぶん、たくさん食べてきましたな』と笑われました。 断食と玄米のがゆ、西式の体操などで病状も改善し、まったく役にたたなかった両手が、 ウソのように回復したいま、体重は10kg落ちました。」(『おかゆ一杯の底力』境野米子著・創森社・P2)
食べ過ぎると消化と排泄がスムーズに行われなくなります。 そのため便秘などになり腸の中で腐敗がおこりガスが発生し放出されないガスは肺へ送られ血中に入り血液が汚れます。 これが万病の元となります。昔から健康のためには腹八分の食事がいいとされているのはこのためです。 中国では風邪をひいた時には胃腸病にいいセンブリをよく処方するそうです。 これからも分かるように食べ過ぎからくる胃腸の乱れを治すことが最前の処置だということです。
 
「食物を摂ると、人間は体中の機能、とくに消化・吸収機能をフル回転させます。 そのために、排泄させる機能は低下します。つまり、過剰な摂取は排泄を抑えてしまうのです。 ですから、反対に食物の摂取をやめると、 ふだん食べ過ぎて処理しきれずに体内にたまっている老廃物が排泄され、自然治癒力が高まります。」 (『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所・P.27)
人類は約200万年の間、飢餓との戦いでした。 そのため人の体は飢えに耐えるような体質になっていて過食には非常に弱い体質になっています。 過食には弱いのにここ数十年間は人類が今まで経験したことのない飽食の時代に入り、 飢えに強い体質はこの過食について行けなくなり様々なトラブルを起こすようになりました。 大食いの人はよく風邪をひきます。これも食べ過ぎるために治癒力が低下するためです。
 
 
風邪は何故ひくのでしょうか
「頭を使い過ぎて頭が疲れても風邪を引く。 消化器に余分な負担をかけた後でも風邪を引く。 腎臓の働きを余分にした後でも風邪を引く。 とにかく体のどこかに偏り運動が行われ、働かせ過ぎた処ができると風邪を引く。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.27)
偏った体を治そうとして風邪をひきます。 だから、風邪をひいたら体のどこかに無理をしていると思って下さい。 そのように偏りが出てきた時に体がすぐに反応するような敏感な人ほど風邪をよくひきます。 風邪をよくひく人は体が敏感な証拠で敏感な人ほど大きな病気はしません。 しかし、風邪をひいたら薬などで症状を抑えてしまえば体は偏ったままなのでまた風邪をひいてしまいます。
「風邪を引くような偏り疲労を潜在させる生活を改めないで、 風邪を途中で中断してしまうような事ばかり繰り返しているのだから、 いつまでも体が丈夫にならないのは当然である。」(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.28)
風邪をひくことは悪いことではなく、 生活の乱れで体に異常が出てきたためその異常を正すためにひく訳ですから、 風邪をひくような生活を改めて正しい生活をすることが病気の予防になります。 風邪をひくこと自体、治ろうという要求です。
「怪我でも、治すまいと思ったら絶えず傷つけていなくてはならない。油断していると治ってしまう」 (『病気は怖くない』志賀 勝・はまの出版・P.104)
体は元々自分で治すようにできています。 だから体に任せるようにする方がいいのです。 風邪薬などで中断させることは病気を内在させることになります。 風邪をひくことを嫌がらないで積極的にひくようにした方が体を正常に維持してゆくためにいいことだと思います。
「一端方向づけられたら、意思でどんなに努力してもその空想には勝てない、 結局空想が方向づけられた方向に体の動きは行ってしまうということです。 寒いから風邪を引くと思っているお母さんの子供程、寒いと風邪を引く。 栄養が足りないと風邪を引くと思っているお母さんの子供程、栄養が悪いと風邪を引く。 寝相が悪いと風邪を引く、コタツに入っていると風邪を引く、 ぬるい湯に入ると風邪を引くと言ってそれを警戒している人達程、そういうことで風邪を引く。 それでいて私共のように、風邪を引いたらそれを機会に体を治そう、 癌になるような鈍い体にならないように上手に経過しようと思っていると、 今度は風邪の方が意地悪をしてついてこない。 だから風邪を引こうなどと決心したら最後、風邪はなかなか引けないのです。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.163・164)
風邪をひく前は寝相が悪くなるそうです。 寝相が悪くなるのは潜んでいる偏り疲労が徐々に快復しようとして体を動かすのです。 しかし、寝相が悪ければ風邪をひくと思っている人は寝相を良くすると風邪をひかないと思い寝相を良くしてしまいます。 そうすると偏り疲労が快復しないので大きな病気をしてしまいます。
 
何々をすると風邪を引くと思っているから風邪をひいてしまうのです。 風邪をひかないように予防注射して風邪を予防しようとするような受け身の考え方が風邪をひきやすい体にしているようです。
 
 
風邪はどうして体にいいのでしょうか。
「上手に風邪を引くと古い病気がいろいろと治ります。 私は昔、喘息を治すのに迷走神経を調整したりいろいろな事をやって骨を折りましたが、 近頃は風邪を引くのを待っている。 (中略)リウマチなどでも風邪を引きさえすれば治る。」(『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.105・106)
風邪は体に異常があるとひくらしいのです。 その異常を治すために風邪をひき、発熱や発汗、鼻水、咳、下痢などをして、 体に蓄積している老廃物を体の外に出すことにより体を正そうとするようです。
「よくなろうとするときは必ず熱が『出る』、淡が『出る』、下痢が『出る』、発疹が『出る』という風に、 『出る』現象のオンパレードになります。 『出す』ことでよくしようとしているのです。」 『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所・P.110)
アトピーは体に蓄積している体に不要なものを皮膚を通して体外に出そうとして起こる現象だと私は解釈しています。 しかし、現代医療は体が治そうとして熱など様々な排出症状自体を悪として出す症状をすべて抑えてしまいます。 考えて見て下さい。便や尿は体に不要だから体外に出すために起こる「出す」作用です。 特に下痢は体に入ったO157のような病原菌を出そうとして起こります。 しかし、それすらも現代医療は悪いこととして抑えようとします。 O157の集団食中毒の時、下痢止めの処置をした病院がありましたがそのことが悪い結果を招きました。 体が非常に疲れているときにも食欲が無くなったりしても下痢をする事があります。 これもエネルギーを食べ物の消化に使わないで、 体を回復させるためにエネルギーを使うために食欲不振や下痢の症状を起こします。 下痢は体が出す必要があると体が判断したから出しているのに、 人間の浅知恵でそれを止めてしまい自然摂理に逆らうから悪い結果を招きます。 便や尿が出ないことは体に悪いことと理解できると思います。 便や尿は毎日起こっている「出す」症状なので当たり前のこととして捉え悪いとは思っていません。 しかし、風邪を引いたときに出る症状はあまり日常性がないのでそれらの症状を悪い物として抑えようとします。 特に風邪は他の病気に比べて「出す」症状が多い病気です。 だから、皆さんは慌てるのだと思います。便や尿と同じように出すこと自体は決して悪い事ではありません。 むしろ良いのですから積極的に出して下さい。 そしてもう一つ発熱と同じくらい重要なものに発汗があります。 この汗も体にとって不要な合成化学物質などを排出してくれるような非常に重要な役割を果たしています。 しかし、 現代生活はこの汗までもエチケット違反として悪者扱いをして制汗剤で抑制するようにコマーシャルで脅迫しています。 他にも、夏はエアコンなどで体を冷やし汗をかく環境にありません。 そして、昔ほど体を動かしませんので汗をかく機会は非常に少なくなっています。 その上、風邪を引いたときに解熱剤を飲み発熱を抑えますので汗もかきません。 このように現代生活は体から汗を「出す」ことが少なくなっています。 その反対に風邪は体から様々な物を出す症状が多いから体にいいのです。
 
野口さんも石原さんも熱の効用を特に訴えておられます。 この熱の効用について書かれたものがあります。
「熱はウイルスを退治する免疫反応を高める。 しかし、熱の作用はそれだけにとどまらない。 癌や肝炎に抗するインターフェロンの役割が知られるようになったが、 三十九、四十の熱は、インターフェロンの生合成(身体内部での化学合成のこと) を高めることが知られるにいったてる。 熱を出すことが癌に対しても有効なことがわかってきたわけだが、 このように生体の活動を活発にする熱は、癌だけではなく、 身体の病気であれ、疲労であれ、歪みであれ、これらを正すのに重要な役割を果たしているのかもしれない。」 (『病気は怖くない』志賀 勝・はまの出版・P.111)
風邪をひいた時や他の病気になった時、 熱が出れば熱を悪いものとして下げようとしますが発熱には計り知れない効用が隠されています。 解熱剤で熱を下げることがいかに愚かなことかお分かりだと思います。
 
 
ではどのように治せばいいのでしょうか。
「風邪を引いた時に食物を少し減らすというのはごく良いことです。 水分の多いものを食べ、刺激性の食物を多くする。 病気といえばすぐに刺激性の食物を慎むべしと考えていますが、風邪を引いた時には刺激性の多い物が良い。 生姜でも唐辛子でも胡椒でも何でも構わない。 ウンと胃袋が冷汗をかく位突込んでもいい。その方が経過を早くします。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.102)
 
「かぜにしてもガンでもリウマチでも、すべての病気にかかると動物や人間は発熱しますし、食欲もなくなります。 これは、体内の老廃物を燃やし、胃腸を休ませ、 消化活動に使われるエネルギーを病気治癒の方向に向けようとする反応です。 と同時に、食を断つことで、病気のもとである老廃物、酸毒物を、これ以上体内でつくらせまいとするのです。」 (『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所・P.162)
どちらも食事の量を減らすように言われています。 風邪をひいた時も他のどんな病気でも同じですが食べる量を減らすことが基本です。 その上で風邪や他の病気の治療をすれば早く治ります。
 
風邪の時にはお風呂に入らない方がいいと言いますが野口さんは風邪の時には大いに風呂に入ることを勧めています。 湯の温度の効果は肌を刺激し体の外部、内部の運動を多くして汗をかきますのでいいそうです。 野口さんは赤ちゃんが風邪をひいたら風呂に入れて治されて来たそうです。 但し、寝る直前の入浴は体温調節が出来ないので止めるように言われています。 特に小さなお子さまは体温調節が未発達なので寝る直前の入浴は良くありません。
「どういうのがいけないかというと、まず寝際にはいることはいけない。 よく温まって寝るといいと言うのですが、お酒の徳利じゃあるまいし、 温まっただけ冷えるに決まっているのです、人間の体は……。 それもただ冷えるだけではなく、冷えすぎになるのです。 起きていればそれの調節が付くが、寝ている時では調節が付かない。 だから寝際に入るというのは極く疲労した体を弛め休める、そういう時に限られる。 ちょうど、野菜のアク抜きのように、疲労している物質をとるという意味では、ぬるい湯に長く入るというのはいい。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.69)
 
では、どの位の温度のお湯に入ればいいのかということになります。 正常な大人の標準は42度から45度の間だそうです。40度、41度はぬるすぎるそうです。 42度が熱く感じるのが正常な大人の感覚だそうです。
「風呂の適温は、体が疲れを増すに従ってだんだん高くなってくる。 四十五度以上になれば老衰症状というよりも、体に非常に疲労物質が多くなったということである。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.71)
42度という温度は子供には熱すぎますので注意して下さい。 特に赤ちゃんには気を付けて下さい。赤ちゃんの適温は母胎の温度の37度から37.5度のあたりのお湯です。 そのくらいのお湯に入れて徐々にお湯を高めて39度あたりまで止めておくと泣かないそうです。 適温は年齢や個人差によって違います。適温に入ると皮膚が赤くなります。それがその人の適温です。
「体に何等かの故障があると、頭では熱いとか、ちょうど良いとか思っているのに、 体の或る部分だけはそれを適温と認めない、つまり赤くならない場処があるのです。 例えば風邪を引くと片方の足が赤くならないとか、消化器が悪いと両方の膝の下が赤くならないとか、 食物に中毒していると背中の真中だけが赤くならないとかいうように、 感受性が鈍っている場処、あるいは疲労物質が溜まっている場処というのは、 体全体を風呂の中にいれてもそこだけが赤くならない。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.77・78)
その反対で体の一部分が特に赤くなっているというのもその場処が異常なのだそうです。 風邪のひき初めや風邪の時には適温が上がります。 そして体に赤くなる処と赤くならない処ができ、特にどちらかの足が赤くなりません。 そういう時には風邪をひいている時です。
「風呂から出て来て、体を拭いた後で足を見て、片方が赤くなっていなかったら、 赤くならない方だけもう一回何分かお湯の中に突込んでおけばいい。 だいたい入浴温度より一度から二度上げて二分間入れて両方を揃えるというのが風邪の場合の足の温め方です。 だから入って出て来て片方の足が赤くなっていなかったら温度を一度か二度上げて、 それからその片足を突込んで出してそれで揃っていればもう風邪は脱ける。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.80)
「バケツか何かに水を一杯汲んでおいて、 はじめ熱くて入りきれない位にして体の前にジャーッとバケツの水をあける。 すると自分の体の周囲がぬるくなる。そこに入る。 それで囲りが熱くなった時にパッと出てくるという、そういう入り方が風邪の場合には一番良いのです。 だから、風邪を治すのには適温より五分から一度、熱い湯に入る。 適温から五分ないし一度というのはとても熱く感じるが、時間は半分にして短くする。 とても長く入っていられない。だからパッ出てくる。 それで赤くならない片足だけもう一回突込むということをやれば、風邪は簡単に経過する。 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.85)
 
風邪をひけば当然、熱が出ます。熱が出た時にその熱を氷などで下げないようにして下さい。 むしろ、熱い蒸しタオルを40分間後頭部にあてて熱を上げてやれば汗をかき、風邪が抜けると熱が下がります。 42度までの高温は大丈夫だそうです。 42度以上になると脳が破壊されるそうですのでその時には下げなくてはいけません。
 
こういう風邪の治し方を知っていれば、あれほど嫌だった風邪を今度は味方にできます。 これで風邪をひいても病気の予防になったり治してもらえると思うと苦にならなくなると思います。 それともう一つ、 体を石鹸などで丁寧に洗い過ぎると風邪をひきやすくなり皮膚の排泄する能力を鈍らせるそうです。 何でもほどほどにということです。
 
 
まとめ
1 食事の量を減らし消化の良い物を食べる。
2 適温より5分から1度高めのお湯に短めに入る。
3 赤くならない片方の足だけ1度から2度上げたお湯に入れて両方の足を赤く揃える。
4 風呂から上がって水を飲んでおく。
5 風呂から上がって直ぐには寝ない。
6 熱が出ても下げない。むしろ、蒸しタオルなどで温めてやる。
 
 
注意
熱が高い時には少々のことをしても大丈夫だそうですが治り始めたときに平温よりも下がる時があるそうです。
平温以下から平温に戻るまでは絶対に安静にしておくことだそうです。その時に無理をすると大病を招くそうです。

この風邪の治し方は『風邪の効用』野口晴哉著・ 全生社を読んで自分が納得してから自分の責任において行って下さい。

 
 
 
エコロジカル・ヘルシーショップ三友 桧垣史郎
引用・参考文献
『風邪の効用』野口晴哉著・全生社
『東洋の智恵は長寿の智恵』渡部昇一・石原結實共著・PHP研究所
『病気は怖くない』志賀 勝・はまの出版
『おかゆ一杯の底力』境野米子著・創森社

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