ご祝儀袋のお金の入れ方は?お祝いのときのお金の向きを徹底解説

ご祝儀袋のお金の入れ方は?お祝いのときのお金の向きを徹底解説

「いざお金を包もうとしたら、お札の向きが分からない!」
「渋沢栄一や福沢諭吉の顔は上?下?表裏はどっちだっけ…?」

結婚式や出産祝いなど、絶対に失敗したくないお祝いの席。ご祝儀袋を目の前にして、手が止まってしまう方は少なくありません。

結論から言うと、お祝い事におけるお札の向きには明確な「正解」があります。
このルールを知らずに包んでしまうと、せっかくのお祝いの気持ちが台無しになり、相手に失礼な印象を与えてしまうことも。

本記事では、今すぐお金を包みたい方に向けて「正しいお金の向き」をサクッと解説するほか、迷いがちな関連マナーまでを完全網羅します。

  • 迷ったらこれ!ご祝儀袋のお金の正しい「向き」と「裏表」
  • お金を入れる前にチェック!「中袋(中包み)」の書き方とマナー
  • 絶対にNG!お祝いで避けるべき「お金」のタブー3選
  • 最後の仕上げ!外袋(上包み)の「折り返し」の向きに要注意

この記事を最後まで読めば、「間違えてマナー違反になったらどうしよう」という不安がスッキリ解消され、自信を持ってご祝儀の準備を完了させることができますよ!

迷ったらこれ!ご祝儀袋のお金の正しい「向き」と「裏表」

結婚式や出産祝いなど、お祝いの席に持参するご祝儀。
いざ中袋(中包み)にお金を入れようとした瞬間、「あれ?お札の表裏ってどっちだっけ?顔は上?下?」と手が止まってしまう方は非常に多いです。

絶対に失敗したくないお祝い事のマナー。まずは結論からズバリお伝えします。

正解は「肖像画が表」かつ「上(取り出し口側)」にくる向き

ご祝儀袋に入れるお札の正しい向きは、以下の2つのルールさえ守れば完璧です。

  • 【裏表】 お札の肖像画(渋沢栄一や福沢諭吉の顔)が印刷されている面を「表(上)」に向ける
  • 【上下】 中袋からお金を取り出した時、最初に肖像画(顔)が見えるように上側に入れる

つまり、中袋の表側(金額を書く面)を上にして置いたとき、お札の顔がこちらを向いており、かつ封の口側に顔がくる状態が正解です。

💡 包む時の確認チェック!
中袋を開けた瞬間に、渋沢栄一(または福沢諭吉)と目が合えば正解です!

なぜこの向きなの?お祝い事における「縁起」の意味

「なぜ顔が上で、表向きじゃないといけないの?」と疑問に思うかもしれません。
これには、日本古来の「縁起担ぎ」が深く関わっています。

お祝い事において、お札の顔を「表・上向き」に入れるのは、「喜びの気持ちで上を向いている」「前向きな慶び事である」という意味が込められているからです。

逆に、お葬式などの不祝儀(香典)では「悲しみで顔を伏せる」という意味合いから、顔を裏向き・下側にして入れます。お祝い事とお悔やみ事では、お金の入れ方が「完全に真逆」になると覚えておきましょう。

【要注意】複数枚入れる時はお札の向きをすべて「揃える」

ご祝儀で3万円や5万円など、複数枚のお札を包む際に絶対にやってはいけないのが「お札の向きがバラバラになっていること」です。

お札の裏表や上下が揃っていないのは、マナー違反である以前に、受け取った相手(新郎新婦など)に対して「雑に用意した」「急いで適当に入れた」という悪い印象を与えてしまいます。

複数枚のお札を入れる際は、必ずすべての肖像画の向きを同じ方向にピシッと揃え、折れ曲がったり引っかかったりしないように丁寧に中袋へ納めてください。

お金を入れる前にチェック!「中袋(中包み)」の書き方とマナー

お金の正しい向きが分かったら、次はお金を入れる「中袋(中包み)」の準備です。

実は、ご祝儀を受け取った新郎新婦が後からお金を計算し、誰からいくら頂いたかを整理する際、一番頼りになるのがこの中袋です。相手に余計な手間をかけさせないための、正しい書き方とマナーを解説します。

💡 筆記用具の注意点
記入には必ず「濃い黒の筆ペン」「太めのサインペン」を使用してください。ボールペンや万年筆、薄墨(お葬式用)はマナー違反となります。

表面:金額は旧字体(大字)で書くのがマナー(壱萬、参萬など)

中袋の表面の中央には、包んだ金額を記載します。この時、「一万円」のような普通の漢数字ではなく、「壱萬」のような画数の多い旧字体(大字)を使うのが正式なマナーです。

これは、後から第三者が「一」に線を足して「二」や「三」に書き換えるといった改ざんを防ぐための、昔ながらの知恵からきています。

【よく使う金額の書き方一覧】
頭に「金」をつけ、以下のように書きます。(「円」は「圓」と書いても正解です)

  • 1万円:金 壱萬円 (または壹萬円)
  • 2万円:金 弐萬円 (または貳萬円)
  • 3万円:金 参萬円 (または參萬円)
  • 5万円:金 伍萬円
  • 8万円:金 八萬円 (または捌萬円)
  • 10万円:金 拾萬円

裏面:左下に「自分の住所」と「氏名」を忘れずに

中袋の裏面には、必ず「自分の郵便番号」「住所」「フルネーム(氏名)」を記入してください。書く場所は「裏面の左下」です。

「外袋(豪華な飾りがついている方)に名前を書いたから、中袋は書かなくてもいいだろう」と省略してしまう人がいますが、これはNGです。

新郎新婦はお金を計算する際、外袋からすべての中袋を取り出して作業します。そのため、中袋に名前や住所が書かれていないと、「この3万円は誰からもらったものか分からない!」と相手を大いに困らせてしまうことになります。

中袋にのり付けは必要?「〆」のマークはどうする?

お金を入れて中袋のフラップ(ふた)を閉じた後、「のり付け」をするべきか迷う方も多いでしょう。

結論から言うと、市販のご祝儀袋の場合、中袋ののり付けは「不要」です。
のりでガチガチに固めてしまうと、受け取った新郎新婦がハサミを使わなければならず、誤ってお札まで切ってしまうリスクがあるためです。折り込むだけで問題ありません。

ただし、ご祝儀袋に「シール」が付属している場合や、フラップに最初から両面テープがついている場合は、それを使って封をします。その場合は、封をした境目の中央に「〆」や「封」という字を書き入れましょう。(のり付けしない場合は「〆」のマークも不要です)

絶対にNG!お祝いで避けるべき「お金」のタブー

お金の向きや中袋の準備が完璧でも、肝心の「中に入れるお金」自体に問題があると、せっかくのお祝いの席で相手を不快にさせてしまう可能性があります。

知らずにやってしまうと「非常識な人」というレッテルを貼られかねない、お金に関する重大なタブーを解説します。

使い古した「シワシワのお札(旧札)」を入れる

結婚式などの慶事(お祝い事)には、必ず銀行や郵便局で両替した「新札(ピン札)」を包むのが絶対のルールです。折り目やシワのある使い古したお札(旧札)を入れるのは厳禁です。

新札を用意するためには、平日の日中にわざわざ金融機関へ足を運ぶ手間がかかります。つまり、新札を包むという行為自体が「あなたのお祝いのために、前もって準備をして心待ちにしていました」という最大のメッセージになるのです。

逆にシワシワのお札を入れてしまうと、「手持ちのお金を適当に詰めただけ」「準備を後回しにされた」と受け取られてしまいます。

割り切れる「偶数」や「縁起の悪い数字」の金額

ご祝儀の金額は、「奇数(1、3、5万円など)」にするのが基本です。
偶数は「割り切れる=別れる」を連想させるため、特に結婚式においては縁起が悪いとされ、長年タブーとされてきました。

ただし、近年では例外として「2万円」「8万円」はOKとされています。

  • 2万円: 「ペア」「夫婦」を意味する数字として、友人や会社の同僚へのご祝儀で広く定着しています。
  • 8万円: 偶数ですが、漢字の「八」が「末広がり」で縁起が良いため問題ありません。

絶対に避けるべきなのは、「4(死)」と「9(苦)」がつく金額(4万円、9万円など)です。これらは弔事(お葬式など)を連想させる最悪の数字ですので、どんな理由があっても避けてください。

ピンチ!新札が用意できなかった時の裏ワザ

「明日が結婚式なのに新札を用意し忘れた!」「土日で銀行が空いていない!」
そんな大ピンチに陥ってしまった時は、以下の裏ワザ(駆け込み寺)を試してみてください。

💡 新札レスキュー裏ワザ
1. 結婚式場やホテルのフロントで交換してもらう
(※最も確実です。式場側も忘れる人がいることを見越して、常に新札を準備してくれています)

2. コンビニのATMで限度額まで引き出してピン札を探す
(※運頼みになりますが、ATMには比較的キレイなお札が入っていることが多いです)

3. アイロンでシワを伸ばす(最終手段)
(※お札に少し霧吹きをし、低温〜中温で当て布をしてアイロンをかけると、かなりピンとします)

どうしても手に入らない場合はアイロン等で応急処置をしますが、基本的には「結婚式場のフロント」に早めに到着し、「ご祝儀用の新札に両替していただけませんか?」とお願いするのが最も安全で確実な方法です。

最後の仕上げ!外袋(上包み)の「折り返し」の向きに要注意

お金を正しい向きで中袋に入れ、筆ペンでの記入も完了。あとは豪華な外袋(上包み)に包んで水引を戻すだけ……と油断してはいけません。

実は、この「最後の仕上げ」の工程に、お祝いの席を台無しにしてしまう最大の罠が潜んでいます。

お祝い事は「下の折り返しが上(外側)」になるように重ねる

ご祝儀袋の裏側を見ると、紙が上下から折り重なっています。結婚式などの慶事(お祝い事)では、必ず「下の折り返し」が「上の折り返し」に被さる(外側になる)ように重ねるのが絶対のルールです。

手順としては以下の通りです。

  1. 上の折り返しを、先に下へ向かって折る
  2. 下の折り返しを、後から上へ向かって折る(上に被せる)

なぜこの順番なのかというと、下から上へ折り返す形が「ポケット」のようになり、「天から降ってくる幸せを、こぼさないようにしっかり受け止める」という意味(縁起担ぎ)になるからです。

【警告】逆にしてしまうと「お葬式(不祝儀)」の意味になる!

もし、上の手順を間違えて「上の折り返し」を外側(一番上)に被せてしまうと、どうなるでしょうか。
実はこれ、お葬式などの弔事(不祝儀)における包み方になってしまいます。

上から下へ被せる折り方は「悲しみの涙がポケットに溜まらず、すっと流れ落ちるように」という意味を持っています。つまり、結婚式などの場にこの向きで持参してしまうと、「この結婚は悲しい」「早く終わってほしい」という強烈な悪意のメッセージとして相手に伝わってしまうのです。

💡 提出直前の最終チェック!
受付でご祝儀袋をふくさ(袱紗)から取り出して渡す直前に、必ず裏面をチラッと見て「下の折り返しが上(バンザイの形)になっているか」を確認する癖をつけましょう。

まとめ:正しい向きでお金を包み、気持ちよくお祝いしよう

ご祝儀袋のお金の入れ方や、書き方・包み方のマナーについて解説しました。
「間違えて恥をかいたらどうしよう…」と不安だった方も、本記事のルールを守れば絶対に失敗することはありません。

最後に、絶対に外せない重要ポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

  • お金の向き: 肖像画(顔)を「表側」に向け、封を開けた時に「最初に見える(上側)」ように入れる
  • 中袋の書き方: 表面の金額は「壱萬」「参萬」など旧字体で書き、裏面の左下には必ず「住所と氏名」を記入する
  • お金のルール: 銀行で両替した「新札(ピン札)」を使い、4や9のつく金額は絶対に避ける
  • 外袋の折り返し: 幸せを受け止めるという意味で、必ず「下の折り返しが上(外側)」に被さるように折る

ご祝儀のマナーには細かなルールが多く、準備が少し手間に感じるかもしれません。
しかし、その一つ一つの作法には「相手の門出を心から祝い、これからの幸せを願う」という温かい意味が込められています。

正しい向きで丁寧にお金を包み、当日は自信を持って、新郎新婦や大切な方へ「おめでとう」の気持ちを伝えてきてくださいね!

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