護縁が大爆死したのはなぜなのか、パクリでつまらないという声や広告が無意味だった件を考察します。
相当なお金をかけて宣伝したにもかかわらず、日本のセルランは振るわず厳しい状況です。
広告で見てゲームが気になっていた人も参考にしてみてください。
筆者はエアプがそのゲームを批判するのは好きではないので、あくまでユーザーの声を集めた客観的な考察だけします。
護縁とはどんなゲーム?
『護縁(Go-En/ごえん)』とは、韓国の企業「NCSOFT」が運営するアクションRPGです。同企業はリネージュシリーズなども手がけています。
物語は主人公の「ユッシ・ユキ」が個性豊かな仲間たちと一緒に家門再建を目指す内容です。
家門とはいわゆる家族やチームのようなもので、プレイヤー名もこの家門の名前として付けることになります。
バトルは攻撃やスキルを駆使したアクションになっており、作り込まれた3Dが迫力あるものにしています。
物語が進むとアクションの難易度も上がるので、歯ごたえのあるアクションRPGがやりたい人にもおすすめの作品と言えるでしょう。
細部までよく作り込まれています!
MMOアクションRPGといえばフルオート機能を搭載しているゲームがほとんどですが、護縁には一風変わったオート機能が搭載しています。
一般的なオートはキャラクターが戦っている様子や走っている様子をただ眺めるだけですが、護縁ではオートにしている間でも別の作業をすることができます。
例えばキャラクターが移動している最中でも別でバトルや探索ができるシステムになっているので、画面を眺めるだけのオートが苦痛に感じる人にとっては、とても面白い工夫ではないでしょうか。
こういう新しい試みは良いですね!
アニメ調の独特でコミカルなキャラクターたちが、より没入感のあるファンタジーな世界にしています。
美麗なグラフィックでありながらなめらかに動き、フルボイスの掛け合いは臨場感を感じられるでしょう。
この手の世界観が好きな人は多いのではないでしょうか。
護縁の基本情報
タイトル | 護縁(Go-En/ごえん) |
ジャンル(カテゴリ) | ドラマティック縁バトルRPG |
リリース日 | 2024年8月28日 |
配信プラットフォーム | IOS、Android |
価格 | 基本プレイ無料(アプリ内課金あり) |
容量(サイズ) | 約9GB |
年齢制限 | 12歳以上 |
運営会社 | NCSOFT |
公式サイト | https://hoyeon.plaync.com/ja-jp/conts/2024/240828_launch |
公式SNS | https://twitter.com/goen_hoyeon_jp |
ストア評価 |
広告を打ちまくったのに日本のセルランや売上は惨憺たる結果になった護縁
護縁といえば広告を見かけた人も多いでしょう。
Web広告からTVCM、アベマ広告など、筆者もうんざりするくらい目にしました。それくらいスマホゲームの中でも相当プロモーションに力を入れている部類です。
テレビで流れていた実際のCMがこちら。
CMを見ただけでは「よくあるRPGっぽいなぁ」という印象ですが、これだけ広告を打てばさすがに影響はありそうに思います。
しかし、そのスタートダッシュはあまりにも厳しく目も当てられない結果となりました。以下はgame-iの売上予測です。
ほとんど広告も打たずひっそりと始まった小規模な企業のゲームならまだしも、あれだけの広告を打ってこの結果はかなり苦しいと言えそうです。この時点では9月ももう折り返していますが、セルランでは圏外が続いています。
数字としてヤバさが分かるのは売上予測だけではなく、例えば公式SNSやYouTubeチャンネルの登録者も厳しいものになっています。
公式SNS | 約37,000人 |
公式YouTube | 766人 |
広告効果があまりにもない…
ユーザーの中には「全然プロモーションをしていない」なんて声もありますが、とんでもありません。前述したように広告はめちゃくちゃ打っています。TVCMだけでなく、サインボード広告やプレスリリース、VTuberに案件を出したりとにかくお金をかけています。
そんな大々的な宣伝もことごとく効果がなく、広告にかけた費用さえ回収できていないことが素人目に見ても分かります。
無料人気からも落ち続け、ここから挽回するのは非常に厳しいと言えるでしょう。
護縁が大爆死した理由8選
護縁がここまで大爆死してしまった理由について、ユーザーの声を集めて分かったことを8つご紹介します。
あくまでユーザーの声をまとめた考察です。批判的な意味はないのであらかじめご了承ください。
名前があまりにもダサい
もっとも言われることの一つが「ゲームタイトルがダサい」です。
ごえん?誤嚥?なんて思ってしまうように、護縁というタイトルが多くの日本人にとって違和感しかありません。
「とりあえず名前から変えよう」「この名前ではヒットしない」と言われるように、そもそものゲームタイトルにも問題がありそうです。
名前については運営もSNSで触れているようですね(笑)
既存ゲームのパクリ感が強い
護縁は原神やAFKジャーニーのパクリともよく言われます。
世界観がかなり中国寄りのファンタジーなのですが、もうこの手の世界観はお腹いっぱいで飽きているユーザーも少なくありません。
「これやるなら原神でよくね?」「劣化版原神」という声もあり、似たような世界観でヒットさせるのはよっぽど秀でたものがないと難しいでしょう。
また、アニメ調のグラフィックはAFKジャーニーのパクリとも言われ、あらゆる部分が既存ゲームに似ていて個性が感じられません。
パクリでも面白いゲームはいろいろあるんですけどね…
これといった特徴がない
パクリと言われても何かしら魅力となる要素があればいいのですが、護縁はこれといってゲームの特徴がありません。
ユーザーの中には「すべてがありがちでこういうゲームはもう散々遊んだ」という声もあり、何かしら推せる要素がなければこの手のゲームが流行ることはないのでしょう。
残念ながら埋もれていくゲームの一つって感じがします。
マルチプレイの強制
CMにもありますが、護縁はマルチプレイをコンテンツの一つとして強く推しています。
アクションRPGで誰かと協力して遊ぶのはもちろん楽しいものですが、レイドでは誰かとパーティーを組むことを強制するため、これに苦痛を感じてやめてしまうユーザーがいます。
マルチプレイを推すのはまだしも、それを強制させるのは悪手と言えるでしょう。
一人で黙々とやりたいユーザーもいるんです。
いろいろ詰め込みすぎ
ジャンルは「ドラマティック縁バトルRPG」という意味がよく分からないものになっていますが、その内容はオープンワールドの普通のMMOアクションRPGです。
前述した斬新なオート機能もありますが、フルオートでやりたい人にとってはオートで手動操作を強いられたら何のためのオート機能か分かりません。
アクションRPGでありながらターン制バトルもコンテンツとして盛り込まれていたり、拠点の発展など箱庭要素もあったり、いろいろやりたいがゆえに悪い意味で器用貧乏になっている印象を受けます。
やっぱり個性がないんですよね。
石配布が渋すぎる
ユーザーの不満の中には「石の配布が渋すぎる」という声が多数あります。
配布がケチなゲームは護縁に限ったことではありませんが、リリースしたてのゲームこそ最初は大盤振る舞いにするべきで、はじめから渋ってしまうとユーザー離れの原因になってしまいます。
ガチャの仕様もかなり厳しいものになっているので、これでは不満の声が出るのも納得です。
まずはたくさんのユーザーに遊んでもらうのが投資として必要でしょう。最初からケチったら失敗します。
キャラデザが地味
「キャラデザが地味」「どのキャラもまったく好みに刺さらない」と言われるのも理由の一つです。
主人公のデザインもそうですが、リセマラランキングでキャラを一通り見てもなんだかパッとしません。
キャラデザは課金するかどうかを大きく左右するものなので、性能云々よりも個人的には大事な要素だと思っています。
小人のケモミミとか、見慣れたデザインも多いですね…
運営に不信感がある
運営元であるNCSOFTに不信感を持つ人も少なくありません。
前述したようにリネージュでもよく知られた運営ですが、過去には散々炎上もしています。
例えば不正したユーザーを特別扱いしてしまったり、期間限定の課金アイテムを期間が終われば没収したり、運営は謝罪にまで追い込まれたこともありました。
そんなこともあり、そもそもの運営がNCSOFTだから護縁もやらないという人も少なからずいるでしょう。
ゲームに炎上はつきものですが、過去にやらかしまくった悪評は簡単には消えません。
護縁の口コミ・評価
護縁の口コミをいくつかご紹介します。
実際に遊んだユーザーはどのように評価をしたのか、世間の反応も参考にしてみてください。
柔らかいグラフィックが綺麗でとても好み
頑張って作っている感じはするけど凡ゲーで惹かれない
よくある難解なストーリーかと思ったらめちゃくちゃ分かりやすい
容量重すぎだし無課金には厳しいわ
BGMやフルボイスなどゲーム全体の雰囲気が好き
本国でも評価悪いし、目新しさがない量産ゲーだな
まとめ
護縁が大爆死したのはなぜなのか、パクリでつまらない声や広告が無意味だった件を考察しましたが、良くも悪くも特徴がなく、ヒットしたゲームのあらゆる部分を取り入れたことが逆に裏目に出てしまった印象を受けました。
ありふれたゲームの一つとして評価されてしまい、相当な広告費をかけたにもかかわらず知名度は低いままなので、この状況からユーザーを増やすのは非常に厳しいように思います。
リリース直後のスタートダッシュは今後の動向として大きな指標の一つになりますが、尻上がりで大ヒットしたゲームもあるものの、多くはそのまま落ち続けてサ終しました。
ハーフアニバーサリーや1周年はどのような状況になっているのか、大規模アップデートなど何か起爆剤になるものはあるのか、ゲームの存在を覚えていたら見てみたいと思います。
果たして挽回できるのか…!